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Binanceの内部アドレス送金の使い方|Binance Payとの違いを徹底解説

2026-04-23 · 7 分で読了

内部アドレス送金は、Binance Pay以外のもう一つの内部送金手段です。この記事では、両者の違いと使い分けシーンを解説します。

Binanceには、Binance Pay以外に「内部アドレス送金」という機能があります。まずは Binance公式サイト にログインしましょう。アプリを利用する場合は Binance公式アプリ を使用してください(iOSの方は iOSインストールガイド を参照)。

内部アドレス送金 vs Binance Pay

項目 内部アドレス送金 Binance Pay
形式 出金アドレス Pay ID / メールアドレス / 電話番号
手順 通常の「出金」プロセス Pay専用の「送金」プロセス
手数料 無料 無料
送金スピード 即時 即時
利用範囲 Binanceユーザー限定 Binanceユーザー限定
ユーザー体験 オンチェーン送金に近い 決済アプリ(Alipay等)に近い

内部アドレス送金の仕組み

出金(提金)の際、送り先のアドレスがBinanceユーザーのものであるとシステムが自動的に判別した場合、ネットワーク(ブロックチェーン)を経由せずに内部で処理されます。

チェーンの選択に関わらず、ガス代(手数料)は無料で、数秒以内に着金します。

使い方

ステップ 1:相手のアドレスを取得する

相手側でBinanceの「入金アドレス」を作成してもらいます(例:USDT-TRC20)。実際にTRC20ネットワークを通るわけではありませんが、アドレスが「識別子」として機能します。

ステップ 2:出金手続きをする

「出金」画面で通貨(USDT)を選択し、ネットワーク(相手と同じTRC20)を選び、アドレスを貼り付けます。

ステップ 3:内部送金の識別

Binanceのシステムが内部アドレスであることを検知すると、「内部送金として無料で即時に送金可能です」といったメッセージが表示されます。

ステップ 4:確定

送金を実行します。相手のアカウントに即座にUSDTが反映されます。

ブロックチェーンを通さないため、TXID(トランザクションID)は「Internal(内部)」と表示され、外部のブロックエクスプローラーでは検索できません。

内部アドレス送金とPayの使い分け

シーン 推奨ツール
Binanceを利用している友人に送る Binance Pay
従来の方法(出金アドレス)に慣れている 内部アドレス送金
同一法人の複数アカウント間の資金移動 内部アドレス送金
自分のサブアカウント間での移動 振替(内部振替)
メッセージや「お年玉」機能を付けたい Binance Pay

初心者にはBinance Payが分かりやすいですが、ベテランユーザーは両方を使い分けています。

内部アドレス送金のメリット

1. 相手のPay IDを聞く必要がない

通常の入金アドレスさえ分かれば送金可能です。相手がPay機能を有効にしている必要もありません。

2. 古くからのユーザーの習慣

多くのベテランユーザーは、Pay IDよりもアドレスでの管理に慣れています。

3. 自動識別

通常の出金手順を踏むだけで、相手がBinanceユーザーであれば自動的に内部送金に切り替わります。特別な選択は不要です。

内部アドレス送金の制限

1. ネットワークタイプの一致が必要

USDT-TRC20のアドレスには、USDT-TRC20として送る必要があります。 ネットワークを間違えると(例:相手がTRC20なのに自分がERC20を選択)、通常のオンチェーン送金として処理され、高い手数料が発生してしまいます。

2. メッセージやギフト機能がない

純粋な資金移動のみの機能です。

3. 一部のマイナー通貨は非対応

すべての通貨で内部送金がサポートされているわけではありません。

オンチェーンか内部送金かの見分け方

出金確定前にBinanceの画面に表示される案内を確認してください:

  • 「無料・即時」:内部送金
  • 「ネットワーク手数料が必要」:オンチェーン送金

確定ボタンを押す前に必ずチェックしましょう。

送金先ごとの推奨ツール

相手先 推奨方法
Binanceユーザー 内部アドレス または Pay
他の取引所(Bybit, OKX等) オンチェーン送金
個人ウォレット(MetaMask等) オンチェーン送金
相手のプラットフォームが不明 オンチェーン送金(最も確実)

業者(マーチャント)への支払い

業者は通常、固定の入金アドレスを提示します。

  • 自分がBinanceユーザー:内部送金になり、無料かつ即時着金
  • 自分が他所ユーザー:オンチェーン送金になり、手数料と待ち時間が発生

業者は1つのBinanceアドレスを用意するだけで、両方のケースに対応できます。

内部アドレス送金の安全性

1. 取り消し不可

送金実行後、即座に相手の口座に入金されます。キャンセルはできません。

2. アドレスの確認

出金時はアドレスに間違いがないか、複数回チェックする習慣をつけましょう。

3. リスク管理

短期間に多額の内部送金を繰り返すと、セキュリティ審査の対象になる場合があります。

複数アカウント間の資金管理

複数のBinanceアカウントを所有している場合(異なるKYCなど):

  • メイン口座 → 内部アドレス → サブ口座
  • 手数料無料で即座に資金移動が可能です。

ただし、不自然な多額の移動はマネーロンダリング防止(AML)の観点から調査対象になる可能性があるため注意してください。

APIを利用した送金

APIの出金エンドポイントを利用する場合も:

POST /sapi/v1/capital/withdraw/apply

システムが内部アドレスを検知すれば、自動的に無料の内部送金ルートが適用されます。

履歴の確認

出金履歴では以下のように区別されます:

  • 「Internal」タグ:内部送金
  • ネットワーク名(TRC20/ERC20等):オンチェーン送金

帳簿付けや確認の際はここをチェックしてください。

よくある質問

Q: 内部アドレス送金にKYC(本人確認)は必要ですか? A: アカウントレベルでのKYCが完了していれば利用可能です。

Q: 法人アカウントに送ることはできますか? A: はい、相手がBinanceのアカウントであれば可能です。

Q: 送金限度額はありますか? A: 通常、内部送金に特化した上限はありませんが、アカウントのVIPレベルによる「1日の出金限度額」の制限は受けます。

Q: 送り間違えた場合、戻せますか? A: 相手に連絡して返してもらうしかありません。Binance側で強制的に引き戻すことはできません。

Q: Binance Payと競合しますか? A: いいえ、共存しています。1つのアカウントでどちらの方式も利用可能です。

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内部アドレス送金は、Binanceユーザーの間で重宝されている「隠れた便利機能」です。一度設定してしまえば、手数料無料で即時送金できる強力なツールとなります。